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2037-01-01 Thu 00:00
初めまして!そして、ようこそ「菫と 空と」へ!
ここは,まだまだ修行不足ですが小説をおいています。 どうぞ,ごゆるりと・・・・・・。 最新の記事は下の方にいけばあります。 短編,完結済みの連載は,カテゴリからどうぞ。 最新の更新(3/13) 久々に日記というものを書いてみたら長くなった;(ただの日記です) 最新の更新(2/14) 夏 恋(バレンタイン&三周年記念小説) 連載![]() To you of the First Love. 【登場人物】 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 『容姿良し・頭良し・性格良し』の三拍子が揃っているのに超がつくほどの硬派な主人公・梟と、眼鏡をかけた大人しい性格の礼儀正しい後輩・麒麟のピュアすぎる恋愛小説。 ひらがなで100のお題![]() 001:あさをさがす 002:なみだいろのあめ 003:こわいゆめをみた 004:ふわり、ふわり 005:そらとあお 006:てをのばして 007:こもれび 008:それだけで、しあわせ 009:なついろ 010:おやすみ、またあした 011:ずっとすきでした 012:しずんでゆくゆうひ 013:いつもいっしょ 014:こわれるまで 015:ぎんいろのねこ 016:あしもとの 017:ただ、それだけ 018:さらえる 019:おぼえておいて 020:かいがらのあめ 021:なにかがたりない 022:つまびくゆび 023:おいかけて、おいかけて 024:ひとりきり 025:みているだけでよかった 026:つかめないかもしれないけれど 027:とりあげて 028:こどものころのゆめ 029:あめのにおい 030:からん、からん 031:あのころのわたし 032:ふりそそぐおもいをうけとめて 033:やくそく 034:きえてゆくぬくもりだけが 035:ひらり、ひらり 036:ねがいごと、ひとつ 037:とどけばいい 038:あかいはな 039:いつだってとどかないまま 040:まだ、 041:はかないいろ 042:たわむれ 043:にじむ 044:うしろすがた 045:もっていかれる 046:つるぎ 047:きんいろのあめ 048:ふきとばされてゆくおもい 049:しろいはな 050:ひびわれたうつわ 051:にせもの 052:あのそらのむこうまでとべたなら 053:かぜのような 054:ちぎれたくさり 055:うそ 056:それはむかしのおはなし 057:とおくとおく、どこまでもとおく 058:あるべきばしょ 059:きのうのこと 060:らせんのゆくえ 061:なにもいわないで 062:こわれたもの 063:いたずら 064:かがやかしいそら 065:かたん、 066:とおざかる 067:ねぇ、わらって 068:きみにあずけた 069:しろいつめ 070:あまやどり、あなたにかさを 071:いかなくちゃ 072:みてはいけない 073:あのひうめたもの 074:おとをかなでるゆび 075:みみをすまして 076:いつもいつも 077:あきらめたくなかった 078:こがれて 079:いらないもの 080:どこまでもつづく 081:きいてください 082:あわゆき 083:なみにさらわれる 084:ことのは 085:きみがいない 086:あめのいろをした 087:むすんで、ひらく 088:あなたとかくれんぼ 089:おいてかないで 090:えいえんのあしおと 091:てをのばさないでいて 092:きみをさらっていく 093:あかつきのせかい 094:そらのやいば 095:がらくたおきばの 096:まばゆいまでのまぼろし 097:よるのいたずら 098:ゆびさきでさらう 099:うつくしいけもの 100:さようなら、あいしたひと お題配布元:追憶の苑さん |
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2009-03-13 Fri 12:46
どうも,約一ヶ月ぶりです,美弥です。
今月の八日にようやく中学を卒業しました!イエッフー! んで,そっから三日くらいずーっとダラダラダラダラダr(長い)してました^^久々にあんなにゴロゴロした気がします。 で,一昨日にクラスのお別れ会的なノリで市街地に遊びに行きました,総勢十三人の団体様で(ワラ 最初にプリクラ撮りに行ったゲーセンで射撃ゲームを発見しまして。というか,他の人がやってたのを見て,「ちょっ,これ楽しそう!」と仲のいいAさん(以前ネコ耳太公望を描いてくれた神)とやってみましたら・・・・・・ 何コレちょー楽しいんですけど!! とハマりまして。それで,Aさんとは別のヲタ友のMさんと,某籠球漫画の流れる川さんが好き(らしい)Kさんに勧めてみましたら,その二人もハマりにハマって(しかも上手いし!),お昼までフリータイムになったので,800円くらいつぎ込みました(オイ はー・・・・・・お金いっぱい持って行っててよかったぁ・・・・・・。 そのあと,らんらんるーでお昼をテイクアウトし,ボーリング場で三ゲームしてきました。疲れたっ!! もー,ボロボロでした。ダブルガーターしまくりですからね。 五人で一レーンだったんですけど,美弥とAさん(以前ネコ耳太公b略)以外全員二百とかいってましたからね,スコア。もー,ふざけてる! でも,隣のレーンでやってた,出席番号が美弥の前のSさんなんて,ストライクとスペア大量生産してました・・・・・・。世界は広いっ!(突然何だ その後は流れ解散って感じになったので,美弥・Aさん・Mさん・Kさんの四人で先程の射撃ゲームをしに再び最初のゲーセンにダッシュで行きました。 そこで,また千円くらいつぎ込んで,コンティニューもしまくって,四人でローテーションしながらそのゲームをしたんですけど,なぜだか美弥とKさんの時ばかりボス戦なんですよね・・・・・・お陰で1ステージ保たなくて,ちょっと切ない思いをしました。1プレイ100円だからいいんですけどね・・・・・・。 でも,クリアしました! やったぜ!イェーイ! こんな感じで一日を過ごした次の日,三月十二日。つまり昨日。 緊張の合格発表の日ですよ。その前日になにやってんだみたいなね。 面倒なんで結果だけ言います。 受 か り ま し た !! ちょーうれしいですよ。そっこーで母親に連絡です。んで,その後中学に行って,合格なんちゃら書をもらって,請書を書いて帰りました。 帰ってきた母親に「あんた,あんなに適当じゃったのによく受かったねぇ」と言われました。 無事受かって喜びの絶頂にいるのになんてこと言うんですかあんたは。 そんで今日。請書を高校に提出してきて,いろんな書類が入った封筒をもらって帰って,中を見てちょっと吐き気がしました。 なんで文庫本が一冊入ってんのかなぁぁああああ?! 課題図書だそうです。要は感想文的なものを書いてこい的な。 早くも泣きそうですよ。昨日の感動を返せ!! そんな感じで,美弥も無事高校生の仲間入りです。晴れて自由の身です。これからはもう,町内放送に引っかかることもありません。だってあれ,「小学生,中学生のみなさんはお家に帰りましょう」ですからね。 高校になってさらに更新は滞ると思われます。元々亀更新なのにさらに遅くなったらどうなることやら。 でもまぁ,のんびり書いていこうかなと。 よろしかったら,おつきあい下さい。 では。 |
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2008-07-28 Mon 22:00
↓↓必読です!!↓↓
※初めに※ これは全くのフィクションであり,この中に登場する団体・人物・事件・及びその他諸々の事は現実のものとは全然関係ありません。なので,七夕なのにウサギ? とかいう野暮なことを言うのもNGです。おもっくそNGワードです。 そんで,この中に登場する全ては美弥の妄想の産物であり事実とは全く異なります。信じないで下さい。インターネットで検索をかけるのもやめてください。絶対出てきません。出てきたらそれは偶然です。パクッたわけじゃありませんからね。この元ネタを提供してくれたのは同級生の恐ろしく可愛い女の子ですからね。 このスペースを全く読んでいない感じの方がクレームを書かれても美弥は対処出来ませんので無視して削除しますから。読まれた上で,やっぱり文句がある,というかたのクレームはちゃんと受け付けます。そういう方はその旨を書いておいて下さると非常に助かります。消さないで済みます。 では,どぞー♪ |
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2008-07-02 Wed 17:09
第七話
狼怜が転校してきて数日が経った、二月十日。 「ろーれいくーん・・・・・・死ぬぅ」 「オレもや・・・・・・」 登校早々ぐったりとした表情で倒れ込むように教室の机とご対面した二人は、ほぼ同じタイミングで溜め息を吐き出した。なぜこんなに二人が疲れていたのかというと、ここに来るまでに幾つもの甲高い声に囲まれたからである。 ――それは、今朝の登校中に起こった。 「あっ、来た!!」 校門を通り抜けるなり梟と狼怜は、この学校の女の子全員じゃないんだろうかと思う程の沢山の女の子に捕まった。後輩も、同級生も、そして先輩もいる。その中から、同級生であろう女の子が梟の腕に自分の腕を絡ませ、身体からキツすぎる香水をプンプンさせながらすり寄ってきた。梟は、見たことがないのに妙に馴れ馴れしいその二人に、少し気圧された。 「冠深乃くーん! 十四日ってぇ、空いてるぅ?」 「え、い、いやその、うん、まぁ」 「じゃぁー、渡したいモノがあるからぁ、十四日の放課後に二年五組の教室来てくれるぅ?」 「あ、え?」 「あーっ、ミキティずるぅい! アタシも渡したいのにぃ!」 「じゃあアンタも同じ時に渡せばいーじゃーん。いいよね? 冠深乃くん、優しいし♪」 「え、まぁ、うん、別に大丈夫・・・・・・」 「ありがとぉ☆ じゃあ、またねぇww」 「あ、あぁ・・・・・・また・・・・・・」 漸く一つの関門を突破した梟だったが、また新たな女の子達に囲まれてしまう。梟は、果たして無事に教室まで辿り着くことが叶うのだろうかと、僅かながら不安を抱きはじめた。 去年までは少なくともこんなに迫られたことはなかった。精々、下駄箱の中に手紙が大量に入っていたりして、直接言いに来た子はほんの数人程度だったのだ。初めての出来事にどう対応していいかわからなくなり困り果てた梟は、慌てて狼怜を仰ぎ見た。だが、そこには梟と同じように女の子、しかも後輩に囲まれしどろもどろになっている狼怜がいた。 「あっ、やしろ“づ“かせんぱぁい♪先輩はぁ、十四日どうですかぁ?」 「いや空いてるっちゃあ、空いてるけど・・・・・・オレ、やしろ“づ”かやのうて、やしろ“つ”か・・・・・・」 「そーなんですかぁ? わぁ、いいこと知っちゃったぁっ☆」 「(別にいいことでもないけどな) そーかいそーかい・・・・・・で十四日、オレはどこに行けばいいん?」 だが、ようやく調子が戻ってきたのか、狼怜は梟のようにおどおどとした対応ではなく、ちゃんとした口調で話している。 「それじゃぁ、一年三組の教室でいいですかぁ?」 「わかった。自分ら全員一年三組でええんか?」 「いいですぅ♪ じゃあ、待ってますねぇ☆」 「了解やで」 慣れているのか、ボディタッチもさりげなくかわしている狼怜を、梟は唖然として見つめた。てっきり、自分と同じようにテンパるものだと思いこんでいたからだ。だが、梟は肝心なことを忘れていた。彼が、かなりの軟派な人間だということを。 「まだ・・・・・・続くのか・・・・・・?」 硬派な梟には到底対処しきれない程、女の子達の迫り方は凄かった。さしもの狼怜も、最後の方にはぐったりしてしまっていた。 ――と、いうわけなのである。 「あれ、冠深乃? と、社束くん。どしたの? 朝っぱらから、死にそうにして」 登校してきた杉村は、未だ机に伏せていた梟と狼怜に声を掛けた。あの日から杉村は、梟の良き女友達であり、そして良き恋の相談相手でもあった。梟は首だけ動かして、声がした方を見る。そして、声を掛けたのが杉村だとわかると、少し表情を和らげた。 「あ、杉村・・・・・・おはよー」 「うん、おはよう。で、なにがあったの?」 「聞いてくれよ、杉村ぁ。実はさぁ――――と、いうことがあったんだよ・・・・・・」 杉村は話を聞いた後、声を出して笑い出した。そして、 「なぁんだ、それでそんなに疲れ切ってたんだね。や〜、冠深乃の反応は面白いなぁ」 「そんな暢気なこと言うなよ〜・・・・・・こちとら、今日一日のエネルギー全部吸い取られた気がするんだってのに」 「ゴメンゴメン、笑いすぎたね。そっかぁ、バレンタインかぁ。もうそんな時期だね。で、どーすんの冠深乃。全部受け取りにいくつもり?」 笑いすぎて浮かんだ涙を拭いながら、杉村はそう聞いた。答えは大体見当がついていたが。 「当たり前じゃん・・・・・・約束は守らねぇと」 「ふーん・・・・・・じゃあその日、私も予約ね。最後でいいから、茶道室に来てくれる?」 「ああ、もうこうなったらどうにでもなれだ。十四日、茶道室だな?」 「うん、よろしく〜」 杉村はやけにスッキリしたような顔で、自分の席へと戻っていった。その直後、その机の周りに女の子が群がるのを二人は見逃さなかった。恐らく、何を話していたのか根掘り葉掘り聞かれているのだろう。が、杉村は意外にも場数を踏んでいて、のらりくらりと質問をかわすことだろうから、詳しく聞き出すことは無理に等しい。案の定笑いながら対応している杉村を見て、梟は苦笑を零した。そして、さきほどから首を捻っている狼怜に向き直る。それを見計らったかのように、狼怜が話しかけた。 「なぁ、梟。あの杉村って子も、お前のことが好きなんやろか・・・・・・? なんか、ちゃう気がするんやけどなぁ・・・・・・」 「そうか? よくわかんなかったけど・・・・・・」 「なんか、頼まれたって感じするんよなぁ」 「んなに気になるんなら、本人に直接聞きゃあいいじゃんよ。呼んでやるから」 そう言って梟は、ようやく質問攻めから解放され、仲のいい友達と話をしていた杉村を呼んだ。そして、狼怜を指差しながら言う。 「コイツがさ、さっきからお前が気になるってウゼーの」 「あら。もしかして惚れちゃった?」 「アホか。スマンかったな、お前はタイプやないんよ」 「それはお互い様ね。私もタイプじゃないの。で、なにが気になるって?」 一瞬、二人の間に火花が散ったように見えた梟だが、杉村に促され、 「あ、ああ。突拍子もないこと聞くんだけど、十四日に茶道室で俺にチョコ渡すのって、お前? なんかね、コイツがそういう約束を取り付けてくれって誰かに頼まれた感じがするって。で、どーなの? ぶっちゃけ」 「おっ、鋭いね社束くん。うん、当たり。実は、人に頼まれてるの。でも、さすがに誰から、っていうのは言えないの。けど、冠深乃もよく知ってる子だから」 杉村は人差し指を唇に当て、意地悪げに笑った。狼怜は、得意げに梟を見る。 「ホレ見てみい。当たったで」 「んなくだらねぇことで喜ぶな、馬鹿。あ、杉村ありがとうな」 「ううん。じゃあ」 梟は杉村に手を振ると、とりあえず目の前にいる鬱陶しい男の頭に拳を振り下ろした。そして、腕組みをして言う。 「お前のその顔むっちゃ腹立つ!」 「せやからって殴んのは反則やで・・・・・・むっちゃ痛いやん!!」 「痛いようにしたんだ、当たり前だろ」 「ぐっ・・・・・・!! むぁ〜っ!! 頭がこんがらがって言い返せへん!!」 「へっ。俺様に口喧嘩で勝とうなんて百万年、いや未来永劫無理だ!!」 頭を掻きむしりながら狼怜は悔しげに梟を睨む。だが、そんな視線を送られていようが梟にとっては何処吹く風。口笛を吹きながら、難なくサラリとかわした。その直後、ホームルーム開始のチャイムが鳴る。話をしたりしていた生徒達は、慌てて席に着いた。だが、挨拶のあとに担任が軽く連絡事項を言っただけでホームルームは終了した。 梟はぐるんと後ろを向き、ホームルームの間も唸っていた狼怜の頭にデコピンをかました。すると狼怜は、がばっと起きあがり、 「でも、恋愛経験はオレの方が豊富やで!」 「うっ・・・・・・。お、俺は今まで好きな女の子がいなかっただけだ!」 痛いところをつかれた梟は、ムキになってそう言い返した。が、 「それじゃあなにか? オレはそこらじゅうの子全員好きになる優柔不断なやつっちゅーことか?!」 珍しく言い返した狼怜に、梟は少し圧され気味に言う。 「あ、や、別にそういうことじゃなくて・・・・・・なんつーかその・・・・・・ゴメン。でも・・・・・・なんでそこまでムキになるんだよ?」 すると、狼怜の表情が少しだけ翳った。 「・・・・・・だってオレ、今までそういう風に見られてきたんやもん。お前だって経験あるはずやで? かるぅい、遊びまくってる男って言われるの。でも、オレかて自分が好きンなった子は大切にしてる。浮気もいっぺんもしてへんし。ただ、周りのヤツより少し女の子に話しかけるのが上手いだけや。ただ、付き合った子が人より少し多いだけやのに」 「ろう、れい?」 「オレかて、恋愛に関しては真面目や」 その言葉はヤケに真剣味を帯びていた。だからだろうか。梟が、彼の蒼い瞳から目を離すことができなくなったのは。 「狼怜・・・・・・悪かったな」 「やー、分かってくれたらええねん」 「俺、狼怜相手にこんなに真面目に謝ったのホンマ久しぶりやわ」 「ていうか、絶対自分から謝りよらんからなぁ、梟は。意地っ張りやからねぇ」 「うっさい。一言多いねん」 ポカッと軽く狼怜の頭を叩き、梟は言う。狼怜は笑いながらそれを聞き流した。 「・・・・・・冠深乃、社束。そろそろ授業を始めたいんだが、準備はいいだろうか?」 「げ、珠洲・・・・・・そっか、一限は数学だっけ・・・・・・」 「そうだ。楽しい楽しい数学だ。ところで、いい加減『先生』を付けることを覚えようか、冠深乃」 「無☆理」 「爽やかに言ってンじゃない!! コラそこ社束ぁーっ!! 何処へ行くかーっ!!」 石島が指差した先には、窓から飛び降りようとする狼怜の姿が。狼怜はいつの間にか、上履きではなくナイキのスニーカーに履き替えていた。狼怜は振り向き、ニィと笑う。 「サボりでーす。六限が終わるまでには帰ってこれるよう努力しまーす」 言い終わるやいなや、狼怜は窓から飛び降りた。ここは三階。落ちたら無傷では済まない筈。だが、石島が窓から身を乗り出して地上を見下ろせば、元気そうにこちらに手を振る狼怜の姿があった。 「お前もさも当たり前のように言うなーっ! って、オイッ!! 冠深乃っ?!」 「あ、ゴメーン珠洲。ぶっちゃけ、久しぶりに狼怜と遊びたいんで便乗してきまーす」 狼怜を追うようにして、梟も別の窓から飛び降りる。彼も、いつのまにやら上履きからコンバースの靴に履き替えていた。 梟は、まるで軽業師のような身のこなしでひらりと地上に着地した。そして、狼怜とハイタッチを交わす。 「ざけんなクソガキどもぉぉぉぉぉぉ!! っちゅーか、便乗せんでいいわぁぁぁぁぁぁ!!」 少し遅れて叫んだ石島に、梟と狼怜は顔を見合わせると、笑いながらあっかんべーと舌を突き出した。そして、 「子供は風の子、俺たちは悪い子、ってね!」 「じゃ、行ってきまーす」 「上手い!! って、そういう問題ちゃうわぁぁぁぁぁぁ!!」 未だ叫び続ける石島の声を背中に受けながら、梟と狼怜は駆けていく。全身に風を感じながら、二人は校庭を駆け抜け、校門の外へと飛び出した。 その後、本当に六限が終わるまでに帰ってきた二人を待ち受けていたのは、石島のありがたぁいお説教(正座で三時間ずっと)だったとか。 |





